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ソナチネアルバム

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2010年 12月 01日

草笛

寺家ふるさと村の中を歩いていると、草笛の音色が聞こえてきました。
最初の曲は「旅愁」

  更け行く秋の夜 旅の空の
  わびしき思いに ひとりなやむ

  恋しやふるさと なつかし父母
  夢路にたどるは 故郷の家路

曲を聞いていて歌詞は浮かんでくるのですが、曲名が思い出せません。
ネットで調べました。

そのうちに「北帰行」(ほっきこう)

  窓は 夜露に濡れて
  みやこ すでに遠のく
  北へ帰る 旅人ひとり
  なみだ 流れて止まず


70歳くらいの男性が吹かれていました。
ちょっとお話をしたところ、子どもの頃に吹いていたので、50年も経ってからまた吹き出したとの事でした。
草笛、ただ音を出すだけではなく、あまりの音程の広さにいたく感動しました。
ご本人は美空ひばりさんの「悲しき酒」のように、音程が広い曲は難しいと言われていましたが。
それもとても綺麗に吹かれていました。

たった一枚の小さな葉っぱだというのに、びっくりしました。
それも大きな音です。
その昔は恋人同士で草笛を吹きあい、遠く離れている時でも気持を伝えたそう。
もちろん携帯電話なんかないですからね。

広い田んぼに響き渡っていました。
少し物悲しく、それでいて澄んだ大きな音、印象に残りました。

「旅愁」も「北帰行」も、リアルタイムで歌っていた世代ではないですよ(笑)
子どもの頃、そんな曲が入っているレコードがありました。
それで、親の世代の曲も少し分かります。

草笛_e0021129_0505635.jpg


散歩にもってこいの場所とお天気でした。



草笛_e0021129_0534450.jpg

そこを出ると、柿畑が広がっていました。
横浜市の緑区は川崎市柿生のすぐ近くなんですね。
柿生は字の通り、柿の産地です。


草笛_e0021129_054244.jpg

思わず買った柿、5個400円也~~美味でした!
「浜梨」ののぼりはよく見ますが、「浜柿」は初めて見ました。
浜梨は特定の品種ではなく、横浜で栽培されている梨の事です。
スーパーなどでは流通してなく、農家の軒先や畑で売られています。
食べごろを収穫して、ダイレクトに消費者に渡るから美味しいのもうなずけます。
まさに地産地消です。

by sonatine-album | 2010-12-01 01:00 | その他 | Comments(2)
Commented by ラッキー at 2010-12-01 16:52 x
どの写真も哀愁を誘うものばかりです。
忘れていた田舎のちょっと肌寒い秋を思い出しました。
陽が落ちるのが早くてあったかだった日向が急に寒くなって掘りごたつが恋しくなります。
田舎の五右衛門風呂も思い出されます。
最近では見かけなくなった風景です。
ありがとう♪
Commented by sonatine-album at 2010-12-02 08:08
☆ラッキーさん>おはようございます^^
そうなんですね、こういう所に行って何となく懐かしく思うのは。
自分が育った景色と違っても、なんだか見たことがあるような気がします。
だから、また行ってみたくなります^^


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