塩沢宿は、江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄え、特産品である越後上布(重要無形文化財)や塩沢紬(伝統工芸品)などの織物の産地として発展してきました。また、全国有数の豪雪地として知られています。
この街並みは、江戸時代を再現すべく、電線を地下に埋め、雁木(がんぎ)が雁木が風情を感じさせるところになっています。
「雁木」とは商店などの庇を長く張り出し、雪よけになっています。
そして平成27年10月に2015年には「アジア都市景観賞」を受賞されたということです。
ここを牧之通りといいますが、江戸時代の文人で、「北越雪譜」の著者、鈴木牧之(すずきぼくし)が塩沢の生まれなのでそのように名付けられたそうです。
随分昔になりますが、NHKのラジオで朗読の時間、という番組がありました。
その番組で「北越雪譜」を聞き、内容は随分と忘れましたが雪国の情景が目に浮かんでくるような生き生きとした本でした。
私の本棚の片隅に、その本があります。また読んでみよう、と思ったところです。
手前は塩沢信用組合です。 「両替」という看板があります。
美容院も「髪結処」と。
酒屋さん。「八海山」、美味しいですよね~~ってあまり飲めないんですが。
新潟は米どころ、そして山からの雪解け水もきれいだし、美味しいお酒が沢山あります。
銘柄に詳しくないので、酒屋さんでは大体、新潟産のお酒を買うようにしています。
こちらは「鶴齢」(かくれい)の蔵元。杉玉がだいぶ茶色になっています。新酒ができたら、緑色のに変わるんでしょうね。
鶴齢は飲んだことがありません。最近では八海山を凌ぐ人気になってきているそうです。
こちらの通りには両側にカマキリ君がいますよ。
1日の最大積雪量 1.41m。 昭和52.2.2 最大積雪量3.7m 昭和58年 とあります。
カマキリはその年の積雪量を予言できる、といわれています。 雪がたくさん降る年には、高いところに卵を産むとか。
背中にカマとキリをしょっていて、ユーモラスです。
こちらが雁木です。 雪を避けることができます。
雪国では、よく見られる雁木で、私が住んでいた長岡市の街中にもあります。
今回のツアーで初めて知った塩沢宿、何となく懐かしさも覚え、また行ってみたいですね。
今度は「鶴齢」を買ってみなくては。。。。
新幹線で通過するばかりの南魚沼辺り、魅力的なところがたくさんあると再認識しました。
10月25日 南魚沼・塩沢宿にて