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大町釈迦堂口遺跡の公開に行く

2026.3.2

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遺跡に行く道中で見たホトケノザ 春になるとピンク色が目立ちます。


鎌倉市に釈迦堂切通しがあります。浄明寺と大町をつないでいる切り通しですが、2010年ころから崩落が始まって
ずっと通行禁止になっていました。

切通しの上部には国指定の遺跡があり、期間限定で公開されています。
ただ切通しはまだ完全に整備されていないので、通り抜けは出来ません。

折角の機会ですから出かけてみました。浄明寺側からは通れず、大町側から回ります。
名越のバス停から徒歩15分くらいですが、私はその近くまで車で行ってコインパーキングに止めて歩きました。
鎌倉駅からだと30分くらいとの事。






釈迦堂切通

崩落前の浄明寺側からみた切通し  市のHPよりお借りしました。


釈迦堂切通


通り抜けて大町側からの切通し(崩落前)  市のHPよりお借りしました。
この切り通しの上にある大町釈迦堂遺跡を見に行きました。

私も写真を撮っていますが、どこに入ってるか分からず市のHPよりお借りしました。

この切り通しは何度か通り抜けていますが、もう20年近くも前になります。



釈迦堂切通しの今は_e0021129_15180314.jpg


2020年6月17日  これは私が写しました。

通り抜けは出来ないと思ってましたが、こんなになってるのは知らなかったです。
通り抜けが出来なくても、切通しのトンネルは見れると思ったのです。

来年度中には通れるようになるそうで(予定)、そうなったらまた行ってみたいです。

竹寺として有名な報国寺から田楽辻子の路を駅の方に向かって歩き
途中で左に曲がると浄明寺側の入り口があります。 




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遺跡の前に到着したところ。 この中には入れませんが、古そうな階段


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遺跡前の説明看板



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北側平場 に到着しました。

この平場からは掘立柱建物跡なども発掘されてます。
北条時政の屋敷があったとも言われてましたが、それより時代は後だそうです。
武士の屋敷ではなく、寺院などの宗教的な施設があったと考えられています。



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平場に出てすぐ左手にあったやぐら


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右手方向にあるやぐら

「やぐら」とはお墓です。
横穴を作って埋葬し、五輪塔などが置かれています。
この辺りは13世紀後半から15世紀くらいだそうです。


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上のやぐらを横から見たところ



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平場の上の方へ行くと「地蔵やぐら」があります。
正面に地蔵菩薩坐像がありますが、岩盤から直接彫り出されています。 摩崖仏のようです。


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「地蔵やぐら」のすぐ右隣にある「唐糸やぐら」(からいとやぐら)
天井の崩落もなく、遺存状態のいいやぐらです。
木曽義仲の家人、手塚太郎の娘・唐糸が幽閉されていた、という伝説からこう呼ばれているとのこと。


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上の橋は綺麗なアーチですが、壊れそうで通行禁止です。
この辺りは一時、企業の保養所があったそうでそのころの造作だそうです。

この辺りは個人の所有地だったり、企業の保養所だったこともありますが、
大きな土地の改造が行われなかったため、今、遺跡として残されています。


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橋の両側ともに特徴的な岩面。

逗子の大切岸(おおきりぎし)とつながっている?


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釈迦堂切通しの上部は整備されていました。 
トンネル内の崩落防止の工事が終わったら通れるようになるようです。

ここを抜けたところに「日月(じつげつ)やぐらがあります。


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7つのやぐらが並んでいますが、全景は写せません。



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向かって一番左の方  何も置かれてないところもあります。
最初からないのか、途中で朽ちたのか分かりません。



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小さいやぐらもあります。


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日月やぐら(じつげつやぐら) 7基並んでいるうち、手前から3基目のやぐらです。
壁に円形に掘られているところがあります。

左側が月の形に、右側が太陽の形に見える事から「日月やぐら」と呼ばれています。

こんな風に見えるところには30数基、樹々に隠れて見えないところを入れると60基以上ものやぐらがあるそうです。



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平場からはこんな青磁の鉢が発掘されたそうです。
そして今は東京国立博物館蔵とのこと。すごいなぁと思いました。


釈迦堂遺跡の特別公開は3月11日まで行われています。

ご紹介が遅くなりましたが、ご興味があったらご覧ください。
1日に4回、ガイドツアーがあります。私も10時15分からの回に参加しました。 

ツアーの参加者も多かったし、個人で見学に来られてる方も多かったです。





3月2日  大町釈迦堂口遺跡にて





Commented by yuminihonshi at 2026-03-08 09:37
鎌倉は、有名なお寺だけでなく、遺跡がけっこうありますね。
いいものを見せていただいて、ありがとうございます。

鎌倉の混雑は、今はどうなんでしょうか?
この辺は外国人も行かないだろうけれど、有名どころはまだまだ凄いのでしょうかね?
Commented by apronbaba at 2026-03-08 14:06
こんにちは。
釈迦堂口遺跡公開は、ニュースで知りました。
行きたい!って思ったけれど・・半ば諦めていました。
そして、ひょっとしたらsonatineさんがいらっしゃるかもって
思いつつ本日お邪魔して拝見出来、すごーーく嬉しいです。
有難うございます。
美の壺という番組で、もう何年も前になるけれど
草刈正雄さんがこの切通のところで撮影されてから
実際に見たいなって憧れていたんです。
やぐらの中も興味深かったです、見せて頂けて良かったです♡
Commented by HiroPhoto1690 at 2026-03-08 15:38
こんにちは。

堅牢そうな切通しも崩落の危険があるのですね。
鎌倉時代のものですものね、当然かも知れません。
鎌倉は海と山に囲まれて攻めにくかったと聞いたことがあります。
切通しは攻めてくる敵を防ぐのでしたね。
やぐらは味がありますが人力で掘ったのでしょうか。
昔の人はコツコツと工事をしたのでしょうね。
Commented by sonatine-album at 2026-03-08 21:10
☆さくらんぼさん>こんばんは♪
鎌倉のお寺には普通にやぐらがありますよね。
報国寺や明月院にもあるし、やっぱり歴史を感じます。

やっぱり小町通りや江ノ電は混んでると思いますが、離れてるところは
それほどじゃないです。
鶴岡八幡宮までは混んでいても、その先は少なくなると聞きました。
Commented by sonatine-album at 2026-03-08 21:28
☆apronbabaさん>こんばんは♪
TVでも紹介されたそうですね。
ガイドの方がTVの放送の後、増えたと話されてました。
私は知らないで出かけたのですが、多くの人が来てました。
釈迦堂の切通しは来年、通れるようになる予定だそうです。
報国寺方面に行った時に見れたらいいですね^^
「美の壺」はほとんど見ていますが、その回は見てなかったです。
現実を忘れさせるような風景ですよね。

大町釈迦堂口遺跡の方は初めて行きました。
平場は広く、やぐらが多くてタイムスリップしたようでした。
Commented by sonatine-album at 2026-03-08 21:41
☆Hiroさん>こんばんは^^
この切り通し自体は明治時代以降らしいです。
浄明寺から大町へはこの切通しがないと、かなり回り道になります。
そのために作ったかもしれませんね。
遺跡自体は鎌倉時代の後期13世紀~14世紀前半のものらしいです。

鎌倉は三方を山に囲まれ、南側が海、そのため他から攻めにくい地形だったとのことです。
切通しは狭い山道が多く、迎え撃ちやすかったようです。
やぐらは手彫りですから、大変だったと思います。
Commented by boat-fishing at 2026-03-08 23:46
こんばんは。
鎌倉も色々な見どころが有りますね。

いっぱいやぐらも有りますが
昔の人はどうやって彫ったのだろう。

想像するだけでワクワクします。

Commented by olive07k at 2026-03-09 08:33
鎌倉歩きのツアーに 参加した 頃
こんな 雰囲気の 山の裏側を 歩いた事 を思い出しならが(拝見)
奥が深い 鎌倉に 思いを 馳せて(^^♪

情報 ありがとうございます。
Commented by nonkonogoro at 2026-03-09 10:03
珍しい光景ですね。
大昔の遺跡ではないようですね。

このトンネルも人口造形物なのかな?
とても興味がありますが
まだ 全て解明されてないのですねえ。
Commented by sonatine-album at 2026-03-09 11:12
☆boat-fishingさん>こんにちは♪
こういうやぐらは色んなところで見られます。
お寺の奥の方などでよく見ます。

ノミで横に彫り進めたようですね。
電動の工具などがなかった時代ですから、時間もかかったと思います。
Commented by sonatine-album at 2026-03-09 11:15
☆サラさん>こんにちは♪
鎌倉は三方を山で囲まれているので、こんな場所を見かけます。
山の中にやぐらを彫り進めるのは大変だったと思います。
以前は逗子のマンダラ堂がいつも公開されたので、見られたかもしれませんね。
今は期間限定で公開されてます。
Commented by sonatine-album at 2026-03-09 11:18
☆nonさん>こんにちは♪
13世紀後半からの遺跡だそうで、鎌倉時代も後半ですね。

トンネルも明治時代以降の造作だそうです。
こういうトンネルがないと、かなりの回り道になるので作ったと思います。
それにしても大変そうですね。
Commented by slow33jp at 2026-03-09 20:40
切通はすばらしいですね。
崩落とは残念なことです。
この遺跡は見ごたえがあります!
戦前の造作もあったりして
ガイドツアーだと詳しくお話を聞けてよかったですね。
鎌倉はやはり魅力の街ですね。
こうしてまだいろいろなものが残っているのがありがたいです。
Commented by harupita at 2026-03-09 21:29
こんばんは。

崩落の危険が無ければ
気持ち良く散策出来そうな
国指定の遺跡ですね
期間限定で公開されているのですね。

やぐら もたくさんあるのですね。
青磁の鉢が発掘されて今は東京国立博物館蔵なのですね
青磁の鉢色が奇麗ですネ。

全く知らない世界ご紹介ありがとうございます。
Commented by sonatine-album at 2026-03-09 22:27
☆カフカフカさん>今は期間限定ですが、公開されると知って出かけました。
同じような場所にやぐらが沢山あって、びっくりです。
切り通しも以前は通れたのに、崩落後は荒れ放題でした。
でも予定では来年に復活するようで、また出かけてみたいです。

観光客が溢れている場所もありますが、歴史を感じられるところもあるのがいいです。
メジャーなところを避けたら、まだ静かなお寺もありますね
Commented by sonatine-album at 2026-03-09 22:37
☆葉流さん>こんばんは。
こちらは以前、入れなかったので私も初めて見に行きました。
やぐら(お墓)が沢山あって、当時が偲ばれます。
今となってはどなたの「やぐら」か分からないでしょうね。
それでも中世の遺跡を見れたのが良かったです。

青磁の鉢は写真だけですが綺麗ですね。
展示されてる時期が分かれば博物館に行きたいです。
でも所蔵されていても、いつでも展示されてるわけじゃないので
実際に見るのは難しいでしょうね。
ご覧いただいてありがとうございます^^
Commented at 2026-03-10 00:03
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by katananke at 2026-03-10 09:55
近くに住んでいて ひょいと行ける場所ではありますが 行ってないところ満載の鎌倉です〜
この様に詳細に説明報告していただき 改めてまた 出かけたいと思います〜
ヤグラはいっぱいありますが ここはずいぶん 固まってあるのですね〜
来年公開のニュース 注意していることにします〜
ありがとう〜
Commented by sonatine-album at 2026-03-10 19:57
☆鍵コメさん>こんばんは♪
期間限定で公開されているのを知って出かけてみました。
お寺でも見かけるやぐらですが、この辺りには沢山ありました。
ご覧いただいてありがとうございます♪
Commented by sonatine-album at 2026-03-10 20:13
☆katanankeさん>こんばんは♪
釈迦堂の切通しは通ったことがありましたが、こちらの平場は初めてでした。
唐糸やぐらは以前、個人の所有地だったと思います、入れませんでした。
ぽっかりと大きな穴が開いてるような唐糸やぐらでした。
平場を発掘してると焼場もあったそうです。
そのせいか分かりませんが、やぐらが多かったです。

また釈迦堂の切通しを歩けるのは嬉しいです(^^)
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by sonatine-album | 2026-03-08 08:42 | 遺跡 | Comments(20)

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